PKSHA 生成 AI ハッカソン 開催レポート
こんにちは。PKSHA 新卒採用担当の内藤(@NaitoShiomi)です。
この秋、PKSHA としては初の学生向け「生成 AI ハッカソン」を開催しました!本日はその開催レポートをお届けします。
「PKSHA Technology 生成 AI ハッカソン」とは
2012 年の創業以来、数多くの企業に AI Solution・AI SaaS を導入し、一貫して「未来のソフトウエア」の社会実装を行っている PKSHA Technology が、初めて学生向けに開催した「生成 AI ハッカソン」です。
社内では、2023 年、2024 年と「PKSHA GPT Hackathon」を開催しており、グループ横断で 100 名以上が参加する一大イベントとなっています。エンジニアだけでなく、営業や企画、バックオフィスのメンバーも参加し、イベント後には社内で実際に使われていたり、事業化に繋がったものもありました。
学生向けのハッカソンは今回初開催で、2024 年 10 月 30 日に予選、2 週間後の 11 月 15 日に本戦という少し長めのスケジュールを取り、予選と本戦の間に PKSHA 社員からのフィードバックを経て、改善を重ねるのが特徴です。
今回のテーマは「人の能力を拡張し、生産性を革新的に向上させる Copilot」でした。審査基準も実用性が重視され、AI の社会実装にこだわっている PKSHA ならではの視点で評価が行われます。
予選
まずは、発表されたお題に沿って 1~4 名の全国各地から集まったエンジニアチームが、約 2 週間で課題設定から実装を行い、3 分のデモ動画を提出することでプレエントリーが完了します。いきなりハードルが高いルール設定かと思われますが、通常業務をしながら各チームが 2 週間で開発し、3 分のデモ動画を提出するというのは、実は社内のハッカソンと全く同じルール。
途中で作品の提出を断念するチームもある中、提出までやりきっていただいたチームで予選が行われ、見事本戦に進むこととなった 3 チームが決定しました。
ここからは、各チームに PKSHA のソフトウエアエンジニア(SWE)とアルゴリズムエンジニア(AE)がそれぞれ付き、本戦までのブラッシュアップのサポートを行っていきます。
スケジュールは以下のようになっており、2 週間後の本戦を目指し、現在のプロダクトをさらにアップデートしていきます。限られた時間の中で PKSHA メンターと相談し、どんな開発を優先的に進めるのかがポイントになります。
本選にて提出する必要のある成果物は、ソースコードとプレゼン資料(10 分)です。エンジニアからのメンタリングでは、審査基準の実用性を軸に、さまざまな改善がなされました。
曖昧だったターゲットをより明確に
AI 機能の精度向上
新規機能の追加開発でプロダクトをリッチに 等
本戦
いよいよ 11/15(金)、本郷にある PKSHA オフィスにて本戦が行われました。各チーム、発表プレゼン 10 分+質疑応答 10 分で 1 チームあたり 20 分の持ち時間です。プレゼンの伝え方やわかりやすさもかなり重要視されるため、デモも含め緊張感が漂っていました。
オープニングとして、代表の上野山より PKSHA が今世界をどう見ているのかや今後の事業について、学生の皆さんに期待していることなどをお話ししました。
いよいよ最終発表です。オフィスの違う階で仕事をしていたメンバーも発表を聞きに会場まで駆けつけました。
プロダクトや機能の説明、開発でこだわったポイントなど、デモを見せながら伝えきるのは難しいのですが、限られた時間でどれだけ相手に伝わるプレゼンテーションができるかも重要です。
審査員からは、「ユーザーが本当に求めている機能は何なのか」「そのサービスがない世界とある世界でどんな行動変化があるのか」「今後の展望」という視点で、実用性にこだわった本気のフィードバックや質問が行われました。
そして、最優秀賞のチームは…!
チーム三重セス「NICE BUDDY」
PC 作業中に AI に質問する際、画面情報を言葉で伝えにくいという場面があると思います。隣にいる人間に質問するように、画面を見せながら話す体験ができないかということで、現在の画面情報を取得してそれに基づいて回答してくれる、AI との会話ツールを作成しました。
※以下、実際のデモ画面
審査員からは、「人がこのソフトを使うコストへの意識が高いのが素晴らしい、ユースケースが明確で、これで楽になった未来が想像しやすい」といった意見や、「使ってくれるまでの障壁が低いわけではないので、Web アプリではない最適な実装形態・UX を検討して欲しい、ショートカットキーで呼び出したい」という今後のアップデートへの期待を込めたフィードバックもありました。
その他チームも、予選から大幅にアップデートをしており、限られた時間の中で改良してきた学生の思いにメンターだけでなく社員も驚かされました!
締めくくりとなる懇親会
最終発表後は、懇親会を実施しました。参加学生や社員も交えて交流し、本戦での緊張や開発の疲れが吹き飛ぶ楽しい時間になりました。
参加者の声
今回、参加者の学生の皆さんから嬉しいお声をいただいたので、一部感想を抜粋してご紹介します。
おわりに
今回は、初開催となった「PKSHA 生成 AI ハッカソン」の開催レポートを紹介しましたが、当日の様子を少しでも感じていただけたら幸いです。
そして、PKSHA では現在、新卒/中途ともに採用を強化をしており、26 年新卒向けエンジニア本選考や就業インターンも通年で実施しております。
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