内定者座談会 ―“技術領域の幅も深さもある” PKSHA で、仲間とともに社会実装に取り組みたい
2025 年 4 月に PKSHA Technology(パークシャテクノロジー、以下PKSHA)に入社予定の内定者、中西直人さんと加藤志門さん、浅尾寛太さん、そして有山清志朗さん。4 人はどのようなきっかけで PKSHA に興味を持ち、何が決め手となって PKSHA へ入社を決めたのでしょうか。4 人がそれぞれに感じる PKSHA の魅力やインターンでの経験などについて、座談会形式でお届けします。
共通しているのは「社会実装を通してより良い世界にしたい」という想い
―― PKSHA について知ったきっかけや本選考を受けようと思った理由を教えてください。
中西:就職エージェントの紹介で、初めて PKSHA を知りました。「とにかく強くてとんでもない企業だな」というのが最初の印象です。というのも、PKSHA Chatbot と PKSHA Voicebot、PKSHA FAQ という AI SaaS の 3 つのプロダクトでそれぞれ国内市場シェア 1 位を獲得していて業績は毎年右肩上がり。さらに、Kaggle におけるランクの最高峰である Grandmaster が社内に 4 人もいます。
そんな中で自分が活躍できるのだろうかと感じたのが正直なところですが、第一線で活躍している AI 企業のエンジニアの話を聞いてみたいという思いもあって、軽い気持ちで選考に応募してみることにしました。実際に話を聞いてみて、「未来のソフトウエアを形にする」という PKSHA の価値観が自分と非常にマッチしているなと感じました。私も単に技術を深めるだけではなく、社会実装に取り組みたいと思っていたのです。
加藤:私もはじめ、PKSHA のことを知りませんでした。研究室がセキュリティ関係だったことから、就職活動ではそういった業界や研究室に縁のある企業、Web 系の開発を行っている企業を中心に見ていました。そんな中、就職エージェントを通じて PKSHA からコンタクトがあり、「聞いたことのない企業だけど、おもしろそうなことをやっているし、ちょっと話を聞いてみよう」と思ったのがきっかけです。
――本選考を受けていく中で、どんなふうに気持ちが変化していきましたか。
中西:カルチャーがマッチしているなという思いがどんどん膨らんでいきました。内定後の話ですが、「ボードゲーム部」の活動に参加したところ、ゲームに興じながらも社員が「うちの事業部のこの技術、そっちで使えない?」などと自然にディスカッションしているんです。技術を社会実装し、社会を良くしていきたいというマインドをみんなが本当に大事にしているんだということが伝わってきて、PKSHA へ一層引き寄せられたように思います。
また、月に一度開催されている社内交流会に参加した際に、営業や人事、エンジニアなどさまざまな職種の社員が集まって、そこでも「ChatGPT を使ってどんなプロダクトを作れるか」などの話をしていたんです。エンジニアだけでなく、職種にとらわれずいろんな方が新たなプロダクトを作ることに意識を向けているんだという印象を受けました。
加藤:PKSHA について知るにつれ、エンジニアの技術領域や活躍の幅が非常に広いことに驚きました。AI について論文を書いている人もいれば、ソフトウエアとアルゴリズムそれぞれに対して深い知見をもって開発している人もいます。私が特に驚いたのは、ハードウエアについてかなり詳しい人もいるということでした。「AI 系に特化した企業」という印象だったのですが、技術に対する幅も深さもあることを知りました。
▼ グループ会社の(株)アイテックはハードウエアを主軸に事業を展開しています
――中西さんはいくつかの企業のインターンに行かれていたとのことですが、他社と比べて PKSHA はどのような会社だと感じますか。
中西:社員一人ひとりが、自分たちの手で何かを作り上げていきたいという気持ちが強い会社だと思います。ベンチャー企業であっても、会社によってはトップが決めた仕様通りに実装するようなケースもありました。一方 PKSHA は、現場のエンジニアが裁量を持って進めていて、会社側もそれを後押ししているように感じます。
現場のエンジニアが裁量を持ち、横のつながりを持ちながら自分たちの手で作り上げる
――浅尾さんと有山さんは 2023 年のサマーインターンに参加されましたが、PKSHA を知ったきっかけやサマーインターンに参加しようと思った理由、インターンを経ての感想などを教えてください。
浅尾:私も PKSHA のことは就職活動を始めるまで知らず、1on1 イベントで PKSHA の社員と話したのがきっかけです。そのときの話から社員一人ひとりが技術力のかたまりのようで、とても強い企業だという印象を受けて、一体どんな企業なんだろうと興味を持ってインターンに参加することにしました。
しかし、実際にインターンで PKSHA の中に入ってみたら、少し印象が変わったんです。確かにみんな高い技術力を持っているものの、それぞれが個人として強く独立しているのではなく、密になりすぎない関係で横のつながりもあるんだと分かりました。苦手なことやできないことがあれば周囲がサポートしてくれますし、部活やサークルを通しての関係性もあります。社員一人ひとりがちょうど良い塩梅でつながっているんだと感じました。
有山:私は逆求人イベントで PKSHA と初めて出会いました。1on1 で社員と話したところ、私が取り組んでいる自然言語処理の研究の話で大いに盛り上がって、時間が足りないほどだったんです。その後、研究室でその話をしたところ、先生は PKSHA のことを知っていました。先生と同じ研究室出身の人や共同研究をしていた人などが PKSHA にいるといった話も聞いて一気に親近感がわきましたし、行ってみたいと感じるようになりました。
インターンで PKSHA へ行ってみたら、とにかく個々のレベルの高さに圧倒されました。参加前から予想はしていたのですが、実際にどんな業務に取り組んでいるのかなどを目の当たりにしたり、エンジニアからアドバイスをもらったりしたことで、より具体的にレベルの高さが見えてきました。
2 週間のサマーインターンでは難易度の高い課題にチャレンジ
――サマーインターンではどんなことに取り組んだのでしょうか。
有山:PKSHA グループ上で利用される社内問い合わせ対応 AI チャットボット「Minsky(ミンスキー)」の改修に取り組みました。「社員の困りごとを解決する」ことをゴールにして、課題の特定から実装までを 2 週間で走り切るというものです。しかし、課題特定に 1 週間かかり、スケジュールがかなりタイトに。ちょっと後悔の残る結果となってしまいました。もしもう一度チャレンジできるなら、スケジュールをできるだけ前倒しに考えたいですね。
浅尾:私たちのチームも有山さんと同じく、課題特定に時間をかけすぎてしまいました。サマーインターンでの開発は、ハッカソン的な“あったらいいな”という開発ではなく、実際に使い続けてもらえるものを作ることが課題でした。いかにクリティカルな課題を抽出し、半永久的に解決できるかということを考えるのは、非常に難しかったです。
もし私がもう一度チャレンジできるなら、サマーインターンは朝会や夕会、ミーティングなど結構いろんなことに時間を取られるので、それを踏まえた上でスケジュールを考えたいですね。また、質問の仕方もポイントだと思います。最初は分からないことだらけなので全部質問したくなってしまうのですが、その前に一旦情報整理をしてみると意外と自分たちで解決できることもありました。どんな過程を経て、どこで行き詰まっているのかを一度突き詰めてから質問できるようにすると良いと思います。
――サマーインターンに参加するときの技術レベルはどの程度でしたか。キャッチアップはどのように行ったのでしょうか。
有山:当時の私の技術レベルはそこまで高くなかったと思います。Slackbot は Go 言語で書かれていましたが、Go 言語は触ったことがありませんでした。そこから Go の公式チュートリアルをひと通り勉強してからサマーインターンに臨みました。その後は公式ドキュメントを読み漁りながら、実際の開発に取り組んでいったので、振り返るとキャッチアップ力を評価していただいたんだと思います。
▼ おふたりが参加したサマーインターンの詳細はこちらからもお読みいただけます
バックエンドもフロントエンドもインフラも触れる、フルスタックなエンジニアに
――有山さんや中西さん、浅尾さんは内定者インターンにも参加していますが、実際に働いてみていかがですか。
有山:ビジネス側の社員と一緒に働く機会も多くあるのですが、別々の職種でもお互いのことを思いやりながら、細かく情報共有をしながら仲良く進めているところがとても良いなあと感じています。
中西:困ったときにすぐ助けてもらえる環境に救われています。ミーティングの前後に Zoom を繋いだ状態で作業する時間があり、そのときに困っていることがあればすぐ質問できるんです。先ほども話したように、個人が独立して動くのではなく、チームで一緒に取り組む文化が根付いていることを実感しています。
浅尾:プロジェクトに入るエンジニアは小数で、バックエンドもフロントエンドもインフラもどれも触ることができる、フルスタックなエンジニアであるところがとても魅力的だと感じています。必要があれば勉強して、どんな技術もキャッチアップするというマインドが全エンジニアに染み付いているんです。私も数年後には、彼らと肩を並べることを目標としています。
――就職活動に励む人に向けてメッセージをお願いします。
中西:就職活動は、余裕を持って計画的にやることが大事です。参加したかったインターンの日程や会社を逃してしまうと後悔してしまうので、早めに動き出すことを意識すると良いと思います。
有山:私は逆求人イベントの 1on1 で出合った企業の選考を受けるというやり方で、就職活動を進めました。この方法の良いところはエントリーシートを書かなくて良いという点です。だから一気にコーディング試験に進めますし、場合によってはコーディング試験が免除されることもありました。エントリーシートを書くことが負担だと感じている方は、逆求人イベントはおすすめです。
加藤:業界や職種、企業を問わず、いろんな会社を見ておくのが良いと思います。研究室によっては研究第一かもしれませんが、就職活動に対しては理解も得やすいと思いますし、時間も一番取りやすい時期ですから、いろんな会社を見て自分の軸を絞っていくと良いのではないでしょうか。
浅尾:私も昨年は 3 社のインターンに参加しました。気になる企業があれば、企業訪問やインターンの参加を検討するのが良いと思います。ぜひ、ご自身の目で見て、肌で感じて確かめてみてください!
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