それぞれの「デルタ」を活かし、高め合えるチームで目指す「お客様の成功」
エンタープライズを中心に、AI SaaSの提供を通して企業の課題解決を支援するPKSHA Workplace(パークシャワークプレイス、以下PKSHA)。 パッケージベンダーでERP導入コンサルティングやRPA設計などを経験し、2021年12月にPKSHAに入社した森田 啓嗣さんに、カスタマーサクセスとしてPKSHAで働くことの魅力や活躍できる人材像について聞きました。
PKSHAへ転職の決め手となったのは互いの違いを尊重する文化
――PKSHA入社前のキャリアついて、学生時代にさかのぼって教えてください。
学生時代は理学部で化学を専攻し、量子化学という分野でアルゴリズムを用いた化学反応の経路探索の研究を行っていました。化学と聞くとフラスコなどの器具を使った実験を想像されるかもしれませんが、私が所属していた研究室ではプログラミングを用いて化学反応を予測するという研究でした。民間企業との共同研究を通じて社会に貢献するというところにやり甲斐を感じていました。
その後、就職活動をして入社したのはERPのパッケージベンダーです。学生時代の研究テーマからかけ離れた領域を選んだ背景には、ビジネスパーソンとして少しでも早く成長したいという思いがありました。というのも私は2浪して大学に入ったため、周囲と比べて2年のビハインドがあると感じていました。浪人期間は医師を目指して医学科を受験していましたが残念ながら当時の夢は叶わず、人生で初めての挫折でした。2年のビハインドを早急に埋めたいという思いから、大学卒業後はスピード感を持って成長できるベンチャー企業であることと、業務を通じて経営や会計への理解が深まることの2つの軸で会社を選びました。
――前職で印象的だった経験があればお聞かせください。
大学で簿記や会計について学んでいなかったので、入社直後のキャッチアップはかなり苦労しました。また、新入社員の頃から経営層や財務部長と相対する機会が多かったことから、ビジネス経験が豊富な方に向けて高品質な提案が出来るよう、日々新しい知識をインプットすることに注力していたのを覚えています。
1社目は6年間在籍し、お客様向けの業務コンサルティングやプロジェクトリーディング、RPA導入に際する業務プロセスの可視化や設計などさまざまな業務に携わりました。最終的に担当企業も数多く任せていただき、ERPの導入や活用という文脈において、業界横断的にカスタマーサクセスという職種を経験させていただきました。
――転職を考えるようになったきっかけは何ですか。
そのままERP領域でキャリアを伸ばす選択肢もありましたが、AI領域にチャレンジしたいという思いから転職を考えるようになりました。ちょうどAIが改めて脚光を浴び始めた時期だったこともあり、携わっていたERPやRPAの導入プロジェクトにおいて、人の手を借りることなくソフトウェア側で効率化できないかと考えていたことが背景にあります。
AI領域に携われること、前職でのカスタマーサクセスの経験が活かせること、そしてベンチャーであることを軸に、エージェントを通してエントリー企業を3社に絞り、PKSHAを含む3社からオファーを頂きました。その中で、PKSHAを選んだ最終的な決め手は「人」です。
PKSHAには相手の考えを尊重し、人と違うことを良しとする文化があると感じました。一緒に仕事をする上で意見が異なる場合でも、なぜ意見が異なるのかを徹底して考えることで新たな気付きを得ることが出来ると考えています。お客様にとって良い提案をするために、建設的なディスカッションが出来る方が揃っている環境に惹かれ、入社を決めました。
ちなみに、PKSHAは人と人の差分を「デルタ(Δ)」と定義しており、デルタを尊重するというカルチャーとそれを言語化したバリューが存在します。入社前のコミュニケーションを通じてそのカルチャーをしっかり感じられました。
新たな視点を得ながらスキル・キャリアアップを実現
――現在カスタマーサクセスとして担っている役割を教えてください。
入社後から一貫して、新規のお客様向けのデリバリー業務と、既存のお客様向けのカスタマーサクセスに携わっています。お客様がPKSHAのプロダクトを最大限活用いただくにあたり必要な業務コンサルティングや環境構築、運用改善支援が主な業務です。また、カスタマーサクセス業務と並行して、金融機関のお客様を担うチームのリーダーとして、インサイドセールスやフィールドセールスも含めた複数のチームと一緒に、金融機関チームとしての戦略策定と実行管理を担っています。PKSHAは元々アルゴリズムやプロダクト力が高い会社ですので、その性質を業界カットでより高めていき、顧客価値を最大化できるようなカスタマーサクセス体制を構築していきたいと思っています。
――入社後、印象的だった経験があればお聞かせください。
入社して3ヶ月目にアサインいただいた大型のプロジェクトが印象に残っています。当時Workplace事業部として最大規模かつ特殊なプロジェクトということもあり、具体的にどのようにプロジェクトを推進するべきか判断が難しい状況でした。また、私自身も入社したばかりで、業務やプロダクトをキャッチアップしている最中であり、お客様と要件定義を進めていく以前に、社内のメンバーとの関係構築期間でもありました。その点、PKSHAで働いている方はどなたもオープンコミュニケーションで、相談を持ちかけても嫌な顔をせずに聞いていただけたので、本当に感謝しています。アサインいただいたプロジェクト自体のことをお話すると、エンタープライズ企業ならではの打合せの進め方や、関係者の巻き込み方を学ぶ良い機会になったと思います。
前職では、主に中小企業のお客様が多かったので、エンタープライズ向けのプロジェクト推進は未経験のところがありました。また、ERPというプロダクトの性質から業務寄りの視点を持つことが多かったのですが、適宜アンラーニングを繰り返しながら、業務をこなしていった感覚があります。AI領域に挑戦しているのでより実感することでもありますが、今までの成功体験は適切に取捨選択する必要があると思っています。
――現在はチームのリーダーを務めていますが、どんな点を意識していますか。
チームメンバーのメンターや入社したばかりの方のオンボーディングなどを担当していますが、常に自分自身が進化していく必要性を感じています。私自身が入社して1年経過したところということもあり、メンバーをリードしつつチームを前に動かしていく流れを意識して業務をしています。特に意識しているのは、多くの情報をインプットすることです。技術的な情報はもちろん、チーム運営の視点からメンバーの人となりについて深く知ることも心がけています。同時に、アウトプットもしなければ成長のサイクルが回っていかないので、インプットとアウトプットの両立を意識するようにしています。
お客様を成功に導くことで日本経済の向上に寄与したい
――カスタマーサクセスという仕事に対してどんな魅力を感じていますか。
お客様が各業界をけん引するエンタープライズ企業であることから、私たちの仕事が日本経済の向上にも寄与していると感じられることです。PKSHAのサービスによってお客様が成功し、売上や利益が上がる。そうすると日本企業がその資本をもとに海外市場にもさらに挑戦できるようになり、グローバルでの影響力も高まっていくはずです。少し大げさかもしれませんが、PKSHAのカスタマーサクセスは、日本の産業や経済を盛り上げる役割の一端を担っていると考えています。
――PKSHAとしてはどんな点を魅力だと感じていますか。
転職の決め手にもなった「デルタ」という概念がとても好きで、個性を尊重する雰囲気があることが魅力です。「みんな違ってみんな良い」という文化は、ともすればそれぞれのベクトルがバラバラになってしまいがちですが、バランスがとれているのはPKSHAのメンバーの人間性が総じて良いからなのではないかと思っています。また、PKSHAのバリューのひとつにある「Learning Machine」という言葉も魅力的だと感じています。まさにその言葉通り、常に学び続けているメンバーの姿に刺激を受けて、私も前向きに取り組めるようになりました。メンバーそれぞれにデルタがあって、お互いを高め合っていけることをありがたく思っています。
――自身のデルタはどういった点にあると感じていますか。
強いて言えば「アレンジ力」ではないでしょうか。メンバーが持つそれぞれの強みに応じて業務を振り分けたり、逆に弱みがあればそれを補完するような人をアサインしたり……人と人をつなげる、ハブとなる力はあるような気がしています。こうした「デルタを束ねる」力は、今後、PKSHAの組織が大きくなればなるほど必要になってくるので、これからも伸ばしていきたいですね。
フラットな視点と挑戦し続ける姿勢が持続的な成長をもたらす
――PKSHAで活躍できる人材像を教えてください。
自身の経験をフラットな視点で捉えられる人です。何かにトライして、たとえ失敗しても諦めず、挑戦し続けられるマインドを持つことが大切だと思います。PKSHAは新しい事業づくりを繰り返していて、事業フェーズを問わず常に新たなチャンスがある環境です。仮に一度成功したからといって、その成功体験がそのまま次のタイミングでも使えるとは限りません。そのため、結果に対して一喜一憂せず、その都度考えて行動し続けられる人が活躍できるのではないでしょうか。また、好奇心がある方はPKSHAで楽しめると思います。在籍しているメンバーを見ていても、目まぐるしく変化していくカオスなテクノロジー市場を楽しめる人が多い印象です。
――最後に、候補者の方へメッセージをお願いします。
私はお客様の成功や喜びに直結するサービスを提供し、その対価としてお金をいただいていると考えています。お客様の成功や喜びという結果と、自身のキャリアアップや働きがいを結びつけて考えられる方なら、きっとカスタマーサクセスとして自分自身を成長させていくことができるでしょう。自身の「デルタ」を活かし、これからのPKSHAを一緒に盛り上げていきたい方は、ぜひ一緒に働きましょう。
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