見出し画像

「いいものづくり」ができる開発チームを自ら育みつつ、プロアクティブな姿勢と幅広い技術力を身につけられた

AI SolutionとAI SaaSの提供を通じ、エンタープライズを中心とした企業の課題解決やDX推進に挑むPKSHA Technology(パークシャテクノロジー、以下PKSHA)。

IT企業でシステム開発・運用を経験した後、ソフトウエアエンジニアとしてPKSHAに入社した矢嶋真也さんは、「一人のエンジニアが一気通貫で全領域の開発に携われるのがPKSHAの魅力」だと語ります。アルゴリズムエンジニアと連携し、ユーザーが使える形にするための要件定義から開発、運用まで全体を担当する矢嶋さんに、PKSHAで働く面白さや組織の魅力について聞きました。

矢嶋 真也(PKSHA Technology AI Solution事業本部 ソフトウエアエンジニア)
アイシン・インフォテックスとアビームシステムズそれぞれで、システム導入サポートや開発、レガシーシステムのリプレースプロジェクトなどに携わり、エンジニアとプロジェクト管理双方の立場を経験。2022年、PKSHAへ転職。AI Solution事業のソフトウエアエンジニアとしてアルゴリズムをユーザーに提供するためのシステム構築全般を担当。

PKSHAへの転職は「別次元へのジャンプアップ」だった

――PKSHAに入社する前のキャリアについて教えてください。

前職、前々職ともにIT企業で働いていました。新卒で入った会社では、会計システム系のチームに所属し、国内外の工場へのシステム導入や現場へのヒアリングをやっていました。そこで4年間働きましたが、私は「ものづくり」が好きだったので、もっと「ものづくり」に直接関われる仕事がしたい、エンジニアとしてより技術を伸ばせる環境へ行きたいと転職活動をはじめました。

とはいえ、何か特定の技術に強くこだわりたいという思考は昔も今もあまりありません。その時々で最適な道具を選んで身につけて扱えるような、「よいものづくり」ができる場所に身を置きたいと考えており、業界や技術領域は絞らずに転職先を探していました。

そうして巡り合った2社目では、エンタープライズ向けのシステム運用と開発を担いました。ある大手メーカーの大型システムのリプレースプロジェクトではサブリーダーになり、技術的なリードポジションやプロジェクトマネジメントを経験しました。

――再び転職しようと思ったきっかけや、PKSHAに惹かれた理由は何ですか。

2社目は、1社目に比べてものづくりができる環境でしたし、待遇面や一緒に働くメンバーにも恵まれていましたが、それでも今後のキャリアに対する不安が残っていました。このままここで年齢を重ねていくのか、エンジニアとして更なるスキルアップを目指していくのか……と。

そんなとき、エージェントさんから連絡をもらい、今の上司にあたるPKSHAの方とカジュアル面談をすることになったんです。PKSHAがどんなことをしている会社なのか知らなかったのですが、一般的なSaaS開発ではなく、プロジェクト単位でお客様に価値を提供するビジネスをAI Solution事業本部で担っていると聞いて、そこに興味を持ちました。

また、面談を担当してくれた方のバックグラウンドがSIerのPMで、その経験を活かしながら現在はプレイングマネージャーとしてPKSHAで活躍しているというキャリアパスにも惹かれました。

私が働いてきた環境は前職、前々職ともにIT企業ではありましたが、Web系ベンチャーとはまったく異なる世界です。さらに、PKSHAは非常に優秀な人ばかりが集まっているイメージがあるので、入社前は「ついていけるのだろうか」という不安がありました。

一方で、人も技術も大きく異なる“別次元”にジャンプアップできる機会は、もう二度とないかもしれないとも思いました。年齢的にも30代という節目を迎えて間もないタイミングでしたし、コロナ禍の影響を受けてリモートワークが推奨されるようになった時期だからこそPKSHAに出会うことができたんです。「ここでいかなかったら次はない」と、思いきって飛び込むことを覚悟しました。

フルスタックなソフトウエアエンジニアになれる環境

――現在PKSHAではどのような業務を担当されてるのでしょうか。

AI Solution事業本部のソフトウエアエンジニアとして、エンタープライズ向けの複数プロジェクトに参画し、上流工程から開発、運用まで網羅的に携わっています。AI Solution事業本部では、アルゴリズムエンジニアがお客様の課題や困りごとを解決するアルゴリズムを開発し、それをソフトウエアエンジニアが実際にユーザーが触れる形に落とし込んでいきます。

インフラ、バックエンド、フロントエンド、そしてUIデザインと、ソフトウエアエンジニアが担う範囲は広範にわたります。加えて、ただ単につくるのではなくコストや使い勝手なども考慮し、常に自ら提案する姿勢を心がけながら仕事に取り組んでいます。

――幅広い技術領域に携わることの難しさや面白さについてお聞かせください。

バックエンドだけ、Pythonだけ、というような縛りがなくインフラ、バックエンド、フロントエンドなど全領域をカバーするので技術的な対応範囲は当然広くなります。フルスタックにやりたいという意欲があれば楽しめる環境ですが、ひとりでそれらを網羅しないといけないプレッシャーを感じる方もいるかもしれません。

また、アルゴリズムエンジニアやBizDevなど異なる専門性のメンバーがひとつのチームになってプロジェクトを遂行するため、開発の進め方や品質担保の方法を議論する際には、難しさを感じることもありました。これまでの職場では役割としては全員が同じシステムエンジニアという状況が多かったのですが、今の環境は自分個人に強い専門性が求められますし、裁量や影響力も大きくなっています。その分、難易度が上がったと思います。

しかし、職種が違えどメンバー同士の関係性はフラットで、互いの仕事に対して強い尊敬と信頼を持っているのがPKSHAの良いところです。ソフトウエアエンジニアとしてのプレッシャーもありますが、一気通貫で開発を担えるのはとても面白いです。

開発工程が細かに分業されていないため、コミュニケーションのために過剰な手間と時間をかける煩わしさもありません。また、プロジェクトに関する資料作成やお客様とのコミュニケーションはBizDevが中心になって進めてくれる環境です。適切な役割分担をすることで、エンジニアが技術以外のことに悩む時間を減らすことができ、価値を生み出す活動に全力で取り組めていると感じています。

“最強の開発チーム”をつくるために必要なもの

ーーチームビルディングに関してはどのように取り組んでいますか。

私はマネージャーではないので、あくまで一人のメンバーとしての取り組みをお話します。

私が入社した頃はまだチームの人数が少なく、体系立てたミーティングやドキュメント整理のルールがなかったのですが、私はそれに対して当時モヤモヤしていました。新しく入社したメンバーがスムーズに動き出すために、運用整備や仕組みづくりは不可欠だと考えたからです。

そこから少しずつ仕組みづくりを進めてきて、現在進行形で改善を続けています。もともと前職でも技術力向上を目的とした勉強会を開いたり、ミーティングのやり方について検討したりと、組織づくりやコミュニティ活動について挑戦するのが好きでした。

私は「いいものづくりをしたい」と同じように、「いいものづくりができる組織に身を置きたい」とも考えています。単なる自分自身の快適さだけでなく、ビジネス的な強さも兼ね備えたうえで“最強の開発チーム”ができるといいな、と夢見ています。

この“最強”をもう少しかみくだくと、心理的安全性があって、互いに切磋琢磨できる環境が理想と言えるかもしれません。単に「何でも言える」というゆるい環境ではなく、お互いがプロとしての力量を持ち、相互に信頼していることが心理的安全性のベースには必要です。

「この人はプロフェッショナルだから、何を言ったとしても背景には『よりよくしよう』という思いがあるに違いない」と信じられるチームに身を置きたいのです。そのために、PKSHAの開発チームに対してもいろいろな試みを続けています。

ーー 今感じている組織の強みと、今後改善したい課題をそれぞれお聞かせください。

新卒や若い年次のメンバーでも、先輩のフォローのもと、かなり早い段階からプロジェクトの全工程に携われるのがAI Solution事業本部の特徴です。プロジェクトの全工程をすべてひとりで回しきれるのは、PKSHAのソフトウエアエンジニアならではの強みといえるでしょう。

一方、チームでレビューしたり、議論しながら開発したり、チームならではの開発手法を活用する機会を意識的に創出していく必要があります。まだ構想の段階ですが、ペアプロ・モブプロなど何かしらのプラクティスを持ち込んで、品質向上やナレッジの共有を進めることで、人数以上の効率や成果といったバリューを出していくような取り組みも今後チャレンジしてみたいと考えています。

ーーPKSHAに入社してご自身が成長できたと思う部分があればお聞かせください。

AWS、機械学習、フロントエンド領域において実業務レベルでは未経験の状態で入社しましたが、PKSHAのソフトウエアエンジニアとして働いていくうちに業務に必要な技術を習得することができ、現在は「フルスタックにできる」と自信を持って言えるようになりました。

また、「まずは自分でやりきる」という動き方が身についたのも大きな変化です。PKSHAでは「こんなことをやってみたらどうでしょうか」と提案するだけでなく、「これをやってみたらこうなりました。どうでしょうか」と実際に行動して見せる振る舞いが歓迎されます。

当初はやる前に承認を求めなくてよいのかと驚きましたが、それだけ裁量を持たせてもらえているんですよね。そしてメンバーをまとめるマネージャー陣も、自らやりきる姿勢を示して、物事を前に進めていく技術力や推進力を持った人ばかりです。彼らと一緒に働いているうちに、提案だけして実行を誰かに任せるのではなく、自分でとにかくやろうと思えるようになりました。

プロアクティブな人であればキャリアビジョンや技術は入社後ついてくる

――どんな人であれば、PKSHAのAI Solution事業本部で活躍できると思いますか。

プロジェクトの最初から最後まで携われるので、前のめりに動ける人であればどんどんチャンスを掴んでいけて楽しいと思います。逆に、たとえ技術を極めたい気持ちがあっても、あまり主体性がない人だとお互い気持ちよく働けないかもしれません。

私が入社してから現在までで、AI Solution事業本部のメンバーは4倍ほどに増えました。しかし、チーム全体のフットワークが重くなることはなく、今もスピード感をもって仕事を進められています。これはきっと、プロアクティブなマインドをもって動けるメンバーが集うチームであり、一人ひとりにやりきるスタンスが浸透しているからでしょう。

今、PKSHAの組織は拡大するフェーズにありますが、個人としても会社としてもどんどん成長を加速していけるように、これから入ってくれる人たちにもプロアクティブであってほしいと願っています。

――最後に、候補者の方にメッセージをお願いします。

これから拡大していくPKSHAの組織では、テックリードとして技術力を高めていく道も、マネージャーとして仕組みづくりや組織改善に挑んでいく道もあります。明確なキャリアビジョンが今はなかったとしても、この環境で高い技術力を持つメンバーと共に働いていれば、きっと何かが見えてくると思います。プロアクティブに動いて何事もすべてやりきるマインドがあれば、成長のチャンスはいくらでもあります。

私自身、入社前は技術面でついていけるのか不安でしたが、思いきってこの環境に飛び込んだからこそ、今は自分でやりきる楽しさを味わえています。ひとりで全部を回せる面白さや、価値を生み出す活動に集中できる環境に惹かれる方は、ぜひチャレンジしてみてください。

―INFORMATION―
PKSHA Technologyでは、ともにはたらく仲間を募集しています。
Wantedlyや採用サイトから応募が可能ですので、是非ご覧ください!

▼ ソフトウエアエンジニアの募集要項はこちら

▼ 中途採用:全職種の募集要項はこちら

▼ PKSHA 採用サイトはこちら

▼ Wantedlyはこちら